支部総会を開催しました
枚方市総合文化芸術センター本館 創作活動室にて開催
2025年2月21日(金)15時より2024年度大阪代協京阪支部総会を開催いたしました。ここは立地条件よし(京阪枚方市駅から関西医科大学方面に歩いて徒歩5分)、さらに非常に綺麗、設備充実、使用料激安だったので今年も支部役員満場一致で会場はココと決まり早くから予約を入れていました。
平日の日中の金曜日にもかかわらず会員23名と新谷会長、安本特命理事また、来賓として損害保険会社4社から支社長と支社長代理の方々4名にご参加いただきました。
総勢29名で2024年度大阪代協京阪支部の総会が華々しく開催されました(^_^)
第一部:緊張感漂う支部総会
司会進行を務める小嶋副支部長の開会宣言に始まり、中野支部長からは「こんな時代なので、横のつながりが大切にできる代協のありがたさが実感できる。他損保代理店との情報交換ができるとてもすばらしい場なので、今後とも代協の発展に京阪支部として勤しんでいきたい。」と声高らかに挨拶がありました。さらに新谷会長からは「近年の業界の流れを振り返ると、2年前発覚したカルテル問題、代理店取り消しのBM不祥事、その後の情報漏洩問題など、これでもかの状態だ。今年度に入って、有識者会議、ワーキンググループ等々が開催され信頼回復に向けた論議が行われた。昨年12月でこれらは一旦総括され、3月には結論が示されるだろう。保険業界の常識は世間の非常識と言われるぐらいなので、各保険会社は顧客本位の業務運営について根本から見直す必要に迫られている。3月には大阪代協として金融庁と意見交換する機会がある。昨年の全会員アンケートの結果をもとに話を進め、健全な業界を作れるよう努力していく。京阪支部の会員の皆様も引き続き代協活動への協力をよろしくお願い致します。」と厳しいお言葉があり、ピンと張りつめた緊張感が漂う中、支部総会がスタートしました。


この後ご来賓のご紹介へと移り、代表して東京海上日動火災保険株式会社の枚方支社・玉置支社長代理からも、業界全体におけるお詫びとご挨拶を頂きました。
そして総会開始に当たり和田副支部長が議長に選任され、付議事項の審議に入りました。

一号議案「2024年度支部活動報告および会計報告」は中野支部長と岡部監事から確認報告があり、
二号議案「2025年度活動計画案の承認の件」は中野支部長より報告がありました。
無事にすべての議案が承認可決され、定刻通り滞りなく閉会しました。
総会終了後、各委員から委員会活動報告がなされました。
事業活性化委員会は郡副支部長、企画環境委員会から中塔委員、CSR委員会は吉田委員、教育委員会から和田副支部長、組織委員会は杉野委員が報告を行い、第一部が終了しました。


休憩を挟んで次は、お待ちかねの記念講演が開催されます。
第二部:記念セミナー
<セミナーテーマ>
「防災啓発の発信者として代理店が心得ておくこと」
講師:大阪代協CSR委員長 大西 圭介 氏
大西委員長は、防災士の他様々な資格を所有され災害ボランティアに備えておられます。そして実際に多くの被災地での支援活動を通して、有事の際に実効性の高い支援の在り方や、インフラやライフラインが途絶えた際のサバイバル生活についてお話ししていただきました。
冒頭、大西委員長から以下の話があり、セミナーが始まりました。
「セミナーが終わると、その日は熱い思いがあり、1日経つと思いが3割減り、1週間で半分になり、1か月で忘れてしまいます。皆さんが防災リーダーになった時、もしくは、現在既にその立場になっておられる方々が、現場で実際に活用できるコンテンツとして、今日は一つでも持ち帰りいただければありがたいと思っている。私の理想は、ノウハウが十分に浸透し、防災セミナーを聞いてみたい、と言う人が少なくなる事です。」


セミナーの要点は下記のとおりです。
◆防災グッズについて◆
思い込みや、自分なりの考えで防災グッズを揃えるより、実際にそれを使用することで限りなく近似値的は経験が得られ、リュックに入れるべき本当に必要なものがわかかります。
経験してあれがない、これは大きすぎる、これは必要ない、瞬時に被災地に行けないので最低限何が必要か、2~3日のやや過酷な環境下でのキャンプして体験することをお勧めします。その後の生活での意識が、防災から減災に変化し、有事の際の実効性が各段に向上する。
◆訓練の重要性◆
大規模災害時、建物や設備に損害が発生することは避けられない。しかし、家族や従業員の人命を守ることは日常の訓練を本気で行うことで可能になる。
有名な「釜石の奇跡」の話も、釜石東中学校が毎回本気で避難訓練を行い、常に周囲の環境変化を判断して臨機応変な対応を心がけていたからこそ、避難場所を変更して懸命に走る姿をみて、町の人や隣の小学校までも、これは危険だと伝わり、全員の命を救うことにつながった。
◆救急救命◆
いつどこで私たちはAEDが必要な場面に遭遇するかわからない。
その場に直面した時、瞬時の役割分担と指示が重要。
心臓マッサージをする人は複数人必要、途切れず交代して実施する体制を組む。
AEDを探しに行く人、救急車を呼ぶ人、枕の代替や毛布を探す人、等多くの方に協力を呼び掛ける必要がある。声を発信することで、医師や看護師がそばにいて救命につながるかもしれない。
最後に、備蓄品の点検等のお話では、点検管理の大切さ、避難時における集合ルールの細分化とすすみ、具体的で、面白く、わかりやすく、とても勉強になりました。
改めて、いろいろな被災地の現場写真を見たり、行かれた方の直接的なお話を聞くと、保険代理店として保険だけで契約者をお守りするのは難しいと実感いたしました。
最後はみんなでお決まりの懇親会で行きつけのお店で乾杯です。
もっともっと懇親を深めましょう。カンパーイ!(^O^)/

京阪3兄弟(笑)
次回の支部会はみんなでLIVEステーションを見ようです
次回、支部会は3月6日(木)に行います。
会場は E-nexusの会議室 で15時45から開始で、皆さんでLIVEステーションを視聴の予定です。終了後に全役員と全委員さんにはお残りいただいて次年度の打ち合わせをしたいと思います。多くの皆様のご参加お待ちしています。
(記事:京阪支部 郡副支部長)