理事・監事オリエンテーションが開催されました
令和4年4月14日15時より、損保ジャパン大阪ビル会議室にて「理事・監事内定者オリエンテーション」が開催され、39人の理事・監事候補が参加しました。
冒頭新旧会長からの挨拶があり、山中前会長からは「会長になって2期4年、もう2年会長を続けるつもりであったが、日本代協から理事にと要請があり、新谷副会長に次期会長をお願いすることになった。ぜひ新会長を盛り立てていただきたい。本日2名の方がコロナ濃厚接触者となり欠席された。皆様も感染予防にご注意ください。」と話されました。
続いて新谷新会長からは「年度初めの忙しい時期にご出席いただき感謝する。山中前会長が日本代協の理事になることは大阪代協にとって重要なことである。そのため随分と葛藤もあったが会長を引き受けることとした。4年前山中会長が『大阪代協を変えよう』と呼びかけられ、自分は副会長として全力を尽くした。大阪代協にはやるべき事業がある。その事業を遂行するためには『代協がどうして必要なのか』ということを理事全員が納得しておくことが重要である。皆様の力を貸していただきたい。そしてみんなで新しい大阪代協を作っていきましょう。」と力強い挨拶をいただきました。
なぜ私たちに代協が必要なのか?
全理事候補者の自己紹介に続いて、山中会長より「なぜ私たちに代協が必要なのか?」をテーマに講演をいただきました。
①代理店存続のための情報と経営判断のための交流の場が用意されている
我々を取り巻く環境は相当厳しくなっている。ここで必要なのは正確な情報。日本代協は金融行政の情報・社会環境の変化・消費者の意識変化・保険会社の戦略等の情報を提供している。代協には保険代理店を存続させるための様々な情報・ツールがある。
今回の理事はずいぶん厚みが広がった。様々な形態の代理店がいる。いろいろな情報交換ができると期待している。
②お客様に安心を提供しようと真剣に取り組む代理店が存続できる業界でなければならない
日本代協のアンケート結果を見ると5名以下の代理店が60%存在する。5年前は65%だったがあまり減少していない。少し安心した。
今月28日には金融庁と全国代協会長懇談会が開催される。自分が出席するので改めて情報を提供する。
③人は、信頼できる人から保険に入ったほうが安心し満足度が高い
これが代理店の存在意義であり、代理店の発展に取組む代協の大義である。
代理店という仕事は将来にわたり存在し続けるのか?という疑問をぶつけられた。
代理店が契約者に満足を与え続ける限り、この仕事は無くならない、と確信している。
代協活動はボランティアではない。自分たちが選んだ仕事のため、自社(個社)のための活動である。
以上のように話されました。
2022年度 パーパス・ビジョン
続いて吹原事務局長より「2022年度事業計画の目的・内容の確認」の話がありました。
今年から年度方針にパーパスを導入した。「大阪代協を活性化させ、保険代理店の持続的な発展、職業魅力の向上を実現する」をパーパスとし、保険代理店の総意を作りそれを実践していく組織でありたい。
ビジョンに「仲間を増やす」「人を育てる」「情報を伝えきる」を三本柱に据える
1.仲間を増やす
・仲間づくり推進は大阪代協の最重要課題である。代理店の発展に組織力の強化は必要不可欠だ。
・本年度は正会員の入会40店を目標とする。そのために各保険会社拠点との関係を強化し、保険会社経由での情報伝達効果に期待する。また代理店賠責の普及・促進を非会員・保険会社に継続的に働きかける。
2.人を育てる
・組織活性化のためには人材を育成することが必要不可欠である。
・毎年9月に人材育成研修会を実施している。各支部からの積極的な参加をお願いする。
・今年度は理事内定者オリエンテーションを実施する。また恒例の委員オリエンテーションでは「なぜ代協という組織が必要なのか」「委員に期待される役割は何か」を全委員に理解してもらう。
3.情報を伝えきる
・現在正会員は855店だが、その募集人数は約4,500名となる。そのうち何人が代協のことを認知しているのか?それらの募集人に情報を伝え、代協の存在を知ってもらうことが、必ず活性化につながる。
・情報伝達の手段として、本年度よりLINE公式アカウントを取得した。代協とゆるくつながることができるツールとして有効と判断した。一般会員登録をしなくても情報を伝えられる手段として期待している。
・本年度は年4回の会長メッセージを発信する。執行部から直接会員に情報を伝える機会を設ける。
・ホームページ上に「会員が利用できること」サイトを作成している。会員のメリットを集約しているのでぜひ閲覧していただきたい。
以上のパーパス・ビジョンを理解し趣旨・目的を明確にし、支部の活性化・委員会運営をお願いしたい。
「保険代理店の環境は日々変化している。代理店自身も変革を余儀なくされている。当然に代協も変わってい行かねばならない。保険代理店の発展と職業魅力の向上実現のため、みんなで新しい代協を作っていきましょう。」
と結ばれました。
引き続き「役職・理事の役割について」は、諏訪専務により組織図を用いて各理事のミッションについて詳しく説明していただきました。
休憩をはさみ、意見交換を行いました。
・支部長引継ぎのマニュアル等は無いのか?
・自店で引受できない案件等を専属代理店同士で提携できるシステムを構築できないか?
等の意見が出されました。いずれも今後検討していく課題として受け止められました。
諏訪専務による「定款・諸規則の確認」、吹原局長による「2023年度定款変更に向けた課題」の解説、事務連絡と続き、最後に新谷新会長の閉会挨拶がありました。
「私は今期大阪代協の会長をお引き受けする。10年20年先の代理店もお客様から信頼され存続し続けられるために、今どうあるべきか取り組みたい。『仲間を増やす』『人を育てる』『情報を伝えきる』この3本柱にこだわりを持って取り組みをお願いしたい。この代協という組織を通じて、皆さんと一緒に学び考えていきたい。39名の理事が一枚岩となって、この大阪代協を盛り上げていきましょう。」と、参加した一人ひとりと、目線を合わせながら、今期にかける熱い思いを伝えられました。
(記事:佐藤広報室長)