自賠責無保険車追放キャンペーンを行いました
10月8日(金)、南大阪支部ではCSR活動の一環として「自賠責無保険車追放キャンペーン」と銘打ち、大阪芸術大学と太成学院大学に、自賠責保険継続忘れ防止の注意喚起チラシをお届けしました。
毎年秋に行っているこのキャンペーンはなぜか雨が多かったのですが、今年は私たちの熱意とやる気を後押ししてくれるような見事な快晴の中行うことができました。
しかしながら、感染拡大に配慮し、今年もまた生徒一人一人へのチラシと声掛けは避け、200部ずつ計400部を各大学の学生課の責任者に託し、バイク通学の生徒に向けての配布を依頼することになりました。両校とも快くお引き受けいただき、教育の一環として役立てるとお約束いただきました。
排気量250㏄未満の小型二輪や原付は、車検がなく、また自動更新という便利な仕組みがないので、その自賠責保険は更新忘れのリスクが伴います。自賠責保険未加入のまま事故を起こしてしまった場合の相手の治療費や慰謝料は全額自己負担になり、事故の有無にかかわらず未加入での運転者には罰金や免停処分などの重い罰則が科せられます。
「無保険での運転は言語道断である」という、通常の学校授業では教えてくれない社会の仕組みや責任を授業以外で教え、伝えることで、親からの学校に対する安心度が高まり、やがて世間の評価へとつながっていくでしょう。
当日は両校とも校内の至る所にアルコール消毒液や空気清浄機、体温計、ビニールカーテンやアクリル板のパーテーションなどが設置され、学校側の数多くの感染症対策が見られました。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令が解除されているとはいえ、ゼロコロナになるはずもなく、あくまでwithコロナです。
このキャンペーンの肝は、「無保険運転の怖さを知り保険加入意識を高め、無保険運転によって発生する不幸をなくす」ことにあります。間接的にでもいいので私たちの声と想いが届くこと、そしてまたいつの日か直接の声掛けができるようになることを切に願っております。
(記事:南大阪支部 田中広報委員)