堺支部総会およびセミナーが開催されました
令和4年2月22日(火)午後2時より2部構成で堺支部総会およびセミナーがオンラインで開催されました。
第1部の総会は、26名が参加しました。まず門口支部長の挨拶では、年度を振り返り「昨年同様コロナ禍で懇親会やレクリエーションが開催できず、会員同士の交流がなく残念だった。しかし、最後の総会でオンラインセミナーが開催でき、皆さんの本業のお役に立てたたことはせめてもの救いだった。」と述べました。引き続き、大阪代協 安本副会長、ご来賓を代表して、あいおいニッセイ同和損保㈱堺支店次長 桑島隆夫氏にご挨拶をいただきました。
次に、支部長を議長として付議事項4議案の説明があり、参加者から異議なしと承認されました。最後に大西副支部長より各種活動および提携事業の紹介があり、無事総会が終了しました。
<付 議 事 項 >
1号議案 令和3年度支部活動報告および助成金報告
2号議案 令和4年度活動計画案承認の件
3号議案 支部役員および委員の件
4号議案 その他
第2部のセミナーは、41名が参加しました。テーマは生保販売の際に説明が義務化され、今話題の『公的保険入門セミナー』です。講師には公的保険アドバイザー協会理事である 山中 伸枝氏(写真左)をお迎えいたしました。
まず、本題に入る前に金融庁が保険会社向けに出した監督指針を説明されました。
当該指針では、特定保健募集人等の教育について 「公的保険を補完する民間保険の趣旨に鑑みて、公的保険制度に関する適切な理解を確保するための十分な教育を行っているか。」と問題を提起しています。
これは、私たち代理店の仕事に置き換えれば、「お客様に対して保険を提案する上で、公的保険の受取試算額などをしっかり案内できているか」ということになります。
そこで、本セミナーでは誕生日月に全ての方に送付される「ねんきん定期便からのニード喚起」として、ねんきん定期便(ハガキ)の記載内容から「お客様の被保険者区分と現在の収入が分かる」「これまでの履歴と現時点での年金額が分かる」等、ねんきん定期便の見方を教えていただきました。
次に、ねんきん定期便で把握した収入額や年金額をもとに3つのニード喚起についてお話いただきました。
1.病気やけがで働けなくなった時の備え
公的保険から傷病手当金が支給される会社員と支給されない自営業者への民間保険の備えの考え方を学びました。
2.家族が亡くなった時の備え
公的保険から支給される「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」の具体的な支給額を計算して万一の時の備えを学びました。
3.長生きに向けた資産形成
厚生年金がある会社員と国民年金のみの自営業・主婦の年金支給額を知り将来に向けた資産形成の必要性を学びました。
このように「ねんきん定期便」1枚のハガキの見方を習得すれば、今回の法改正に対応することができます。また、お客様への適格なアドバイスの実践により、さらなる信頼獲得につながることを、このセミナーで学ぶことができました。大変有意義な時間でした。
(記事:堺支部 大谷記者)