令和4年度支部総会とヴァイオリンディナーショーを開催しました
2月21日(火)、ホテルプラザオーサカにて北摂支部の令和4年度支部総会を開催しました。総会参加者は14人と少人数に留まりましたが、3年振りにリアル開催を実現できたことは良かったです。横山体制も丁度折り返し地点。横山支部長が当初から目指している、「楽しくて有意義な参加したくなる支部会」は道半ばではありますが、今回も趣向を凝らした設営となりました。従来、総会の2部はセミナーなどで研修をすることが常でしたが、今回はなんとヴァイオリニストによるディナーショー。
普段からクラシック音楽を嗜む会員は少数と推定されるので、最初の1時間で飲み食いと談笑に集中してもらい、一段落したところでマエストロをお迎えする時程にしました。演奏そっちのけで、飲んで食って騒いでいたら失礼ですので。
演奏直前にゲストの新谷会長が到着され、代協にかける思いを熱弁され、北摂支部へ激励を頂きました。
大きな拍手でお迎えした奏者は、横山亜美さん。北摂支部のエリアである箕面市出身・在住の世界的ヴァイオリニストです。イタリアのクレモナ留学では、主席卒業と同時にフィレンツェ国際ヴァイオリンコンクールで優勝された天才です。
最初の曲は挨拶代わりにエルガーの「愛の挨拶」。会員は生で聴く美しい調べにうっとり。
直後に弓をマイクに持ち替えた横山さんの口から出たのは、美しいヴァイオリンの音色とは打って変わった大阪弁。大阪のおばちゃんトーク炸裂。会場は戸惑いながらも大いに沸きました。
途中ではクイズコーナーも。「皆さんはヴァイオリンが高いのはご存じですが、それでは、この弓はいくらするでしょう?」の三択問題。正解は1,000万円とのこと。いかに高級なヴァイオリンがあろうとも、いい弓がないと美しい音楽は奏でられないとのことでした。
奏者とヴァイオリンと弓の関係は、我々の立場に置き換えると、お客様と保険会社と代理店の関係と気付きました。いかに保険会社が立派で保険商品がいいものであろうと、代理店がその機能を存分に引き出すことが出来なければ役に立たないでしょう。
その後も演奏はクライスラー、サンサーンス、男はつらいよ、蛙の歌、ベットミドラー、チャルダッシュと続き、会員は演奏とトークにすっかり魅了され、拍手が鳴り止まず。
アンコールに応えて選ばれた一曲は、イタリア在住の横山さんの実姉がコロナと闘う医療従事者に感謝を込めて病院の屋上で演奏された「ガブリエルのオーボエ」。皆涙を浮かべながら聞き入っておりました。
(記事:北摂支部 辻副支部長)