6月支部会を開催しました~M&Aの実情・手法を学ぶ~
6月25日、関西総合保険コンサルタント会議室にて4月度の東大阪支部会を開催しました。
今回は通常の報告とは特別講演として事業承継総合センター/株式会社リクルートの前田翔吾様に「中小企業のM&Aと保険代理店業界における事例」についてご講演いただきました。
支部会参加者:20名(リアル参加8名、Web参加12名)+株式会社リクルート前田様
懇親会参加者:7名
中小企業のM&Aと保険代理店業界における事例
最近、零細・中小企業でもM&Aが浸透し始めているというお話をお聞きしていましたが、実際にどのようなトレンドになっているのか、保険代理店でもM&Aの事例が存在するのかといったことを発表頂きました。具体的な事例についてはここでは公開できませんが、発表のなかで印象に残った部分をいくつかピックアップして紹介します。
65%以上の経営者が後継者不在・未定
ひと昔前は中小・零細企業といえば家族が家業に入って、承継するといったとパターンが一般的でしたが、近年は子どもには好きな仕事をしてもらおうと考える親が増え、会社は存続可能であるにも関わらず後継者がいないために廃業したり、M&Aに踏み切るケースが増えているようです。お話を聞きながら確かにそういう考えの法人のお客様が多いな、と思いました。
そして、「M&Aというと上場企業や大企業のことでしょ」と思われそうですが、けっこう年商数千万円~10億円未満層の中小企業のM&Aを活性化させようとするトレンドがあるようです
保険代理店の事業承継にもM&Aという選択肢が
「近隣同業者への相対譲渡」、「保険会社主導による統合」の他にもM&Aが浸透し始めているみたいで、実際に事業承継総合センター様でも保険代理店同士のM&Aに関わった事例も存在するらしく、企業名こそ匿名でしたが、生々しい事例を教えていただけました。
保険代理店のM&Aの評価軸
取扱い保険会社、マーケット、代理店の財務状況、社内体制を考慮したうえで「純資産+営業利益1~3年」もしくは「年間保険収入×0.X倍」、といった基準で評価額が決められるのが一般的なようです。具体的な金額については個々の取引によりますがけっこういい値段つくんだなーと思いました。
委員会・理事会報告
通常の支部会と同様に委員会・理事会報告を実施しました。いくつか報告事項はあったのですが、8月1日16時~17時に大阪代協LIVEステーションが開催されます。東大阪支部では8月の支部会の代わりとして代協LIVEステーションをみんなで視聴します。視聴には事前予約が必要なのでみなさまご応募ください。
エントリーはこちらから⇨ 大阪代協HPリンク >
今回からハイブリットで会議に参加できる体制に
6月度の支部会からオンライン/オフラインのハイブリッドで参加できる体制を構築しました。今まで現地で参加していただいた方にはパソコンやタブレットを持ち込んで参加いただきましたが、これからは手ぶらで参加可能です。ぜひみなさま関西総合保険コンサルタント会議室にお集まりください。
次回の支部会
行事:ボウリング大会
日時:令和6年7月24日(水)
受付:17時30分
開始:18時(終了後、現地にて表彰式兼軽食による懇親会を行います)
場所:ボウリングスペースhit(八戸ノ里駅前北側すぐ)
大阪府東大阪市小阪2丁目18-17 ℡06-6782-8405
会費:3000円(女性2500円)貸靴代込
(記事:東大阪支部 上田記者)