2024年度代理店ベンチマーク研修
7月26日(金)大阪代協会員の精鋭6名が、新宮市にある和歌山県代協所属の株式会社ベストパートナーを訪問するベンチマーク研修を行いました。
ベンチマーク研修とは、大阪代協の若手経営者が保険会社の枠を超え、優れた代理店を訪問し、経営を学ぶ企画です。
今回参加された皆さんは下記のとおりです。
株式会社ベストパートナー門社長は、昨年、日本代協コンベンションのパネルディスカッションにパネラーとしてご登壇され、経営の一端をご披露いただきました。視聴していた私たちの間で「是非現地に見に行こう!」と盛り上がり、今回の企画に至りました。
現地に到着して、まず目を引くのが、広い敷地に建つモダンなオフィスの外観です。
さらにオフィスに入ると、ここはルクアイーレの蔦屋シェアラウンジか!?と見まがうスペースに度肝を抜かれます
( ゚Д゚)
なお、写真のブックラウンジは事業として運営され、地域の皆様に知的情報と特別なスペースという価値を提供し、本業との相乗効果を図っています。このような環境で仕事ができると、社員のモチベーションは相当高まりそうですね。
私たちは、事前にベストパートナー(以下BP)社のHPを拝見し「社長に会ってお聞きしたいこと」を事前にまとめ、お渡ししておきました。
上記の事前質問を踏まえ、BP社にてご用意いただいたプログラムに沿ってディスカッションをさせていただきました。
BP社の凄みは、一切の妥協を許さない、門社長の信念からすべてが始まっているところです。
転換期には、共感できない多くの社員が会社を去り存続の危機に直面しましたが、一人、また一人と共感できる仲間を集め、みんなが本当に気持ちよく働ける会社に、決して大げさでは無く「命がけ」で取組んでこられました。BP社のビジョンは、シンプルに【最も働きたい会社になる】です。
BP社には、社長・会長以外に役職がありません。あるのは、評価制度における「ステージ」のみです。門社長の信念=企業理念、社員全員で考えたコアバリュー(共通の価値観)は、全て評価制度を通じて浸透し、実現できるようにデザインされています。評価制度を通じた対話を真摯に行うことで、社員全員に共通の価値が根付き、組織としての一体感が醸成されています。
社内の役割は、主に「営業」「フロントオフィス」「バックオフィス」の3つに分かれ、それぞれに評価制度が存在します。「フロントオフィス」は門社長の肝いりで創設され、「営業」と「事務」の重なる領域を担います。「営業」の新規開拓専念体制と、「バックオフィス」社員の新たな活躍推進の両方の効果を狙って、順調に機能しています。地域の中心地にある来店型のオフィスであることも成功を支える要因のひとつです。
このようにすばらしいBP社ですが、採用にはやはり苦労されています。特に価値が共有できて「営業」を希望する人材は、まずいないとのことです。まずは「バックオフィス」として採用し、将来の選択肢や「営業」へのステップとしても「フロントオフィス」の存在は重要のようです。
下記は今回参加したメンバーが書いた参加レポートです。大変有意義で濃密な時間であったことが良くわかりますね(^_^)
テーマ:今回のベンチマークで学んだこと、それをどのように自社経営に活かしていくか
A君の参加レポート
B君の参加レポート
C君の参加レポート
D君の参加レポート
E君の参加レポート
F君の参加レポート
BP社が手掛ける社員福利厚生制度のひとつ「BBSP」
=ベストパートナー・ベビー・サポート・プログラム
子育ての必需品、紙おむつ、粉ミルク、おしりふき、全てBP社がサポートします!
BP社のオフィス内の風景です
ベンチマーク研修の後は、門社長、門会長にご一緒いただき、市内のお店で懇親会が行われ、ディスカッションはさらにヒートアップ!熊野灘の海の幸を楽しみ、清酒「太平洋」に舌鼓を打ちました。
そして新宮の夜が更けて行きました。
今年も新谷会長から、我々を迎え入れていただいた門社長に絵手紙の御礼状が送付されました。
大阪代協としては、来年度もベンチマーク研修を実施したいと考えております。
関心のある方は是非参加をご検討下さい。
(記事:教育委員長 渡辺太一郎)