10月度支部会≪座談会2024~悩み解決の糸口を見つけよう~≫
令和6年10月24日(木)18:00より第4回支部会を、阿倍野市民学習センター 第4会議室にて18名参加で開催いたしました。
冒頭、『大阪代協とは』のスライドで代協の意義を確認し、その後西村支部長より挨拶があり、「今回の勉強会は座談会。皆で悩みを共有し、解決する場にしたい。限られた時間を有効に過ごしましょう」と述べました。
【宣伝告知の部】
<株式会社JCM>
続く宣伝告知の部では、株式会社JCM 星加 智輝(ほしか ともき)氏より、キャンペーンの紹介がありました。
同社は1984年の創業から今年で40周年を迎えられ、その内、代協との提携は2012年9月から現在まで約11年の長きに渡っています。
そこで【設立40周年記念 代協会員向け特別キャンペーン】と銘打ち、10月1日から12月31日までの期間限定で紹介料を特別価格で提供しています。適用条件など、詳細はリンク先よりご確認下さい。お客様への“価値の提供”の一環として、この機会を役立ててほしいとアピールされました。
【勉強会の部】
『座談会2024~悩み解決の糸口を見つける~』
続く勉強会の部は『座談会2024~悩み解決の糸口を見つける~』をテーマに行いました。今回の担当は西村支部長と石井孝昌会員。
石井会員は先日人材育成研修会に参加され、その体験から「強固な代理店同士の横のつながりを築ける事は、代協活動の大きなメリットだ」と改めて感じたそうです。そこで、通常回のセミナー形式ではなく「年に一回くらいは、懇親会以外でも会員同士の交流を図り、悩みの解決につながるような場を設けても良いだろう」と思い、今回の座談会開催に至りました。
開催にあたり参加者には当日までに、事業継承・損害対応・業界の先行きなど、それぞれの目線での仕事に関する悩みをピックアップして臨んでもらいました。
【始める前に<座談会 三箇条>(^o^)<マモッテネ】
スタート前に、MC陣より、守ってほしい注意事項の説明がありました。
①愚痴にならないように!
【問題解決の糸口を見つける】という趣旨なので、文句だけで終わらないでください。
②出来る限り端的に!
なるべく平等にしゃべってもらいたいので、コンパクトなトークを心がけてください。
③他の意見に対して批判をしない!
横のつながりを強固にする事も目的であり、バチバチにやりあう為の場ではありません。
以上の3点を踏まえ、「それぞれの立場によって悩みは違いますが、何か一つでも明日からの糧を持ち帰って下さい」というMC石井会員による挨拶の後スタートしました。
開始直後から数々のトークが活発に飛び交いました。以下抜粋です。
【保険会社との距離感について】
■代理店側からの質問や新規案件の試算依頼などに対しての回答の遅さ、レスポンスの悪さが以前に比べて目立ってきている。乗り合い代理店の場合、どうしても回答の早い方で対応する傾向にある(代申会社が一番遅いのでは?と感じることも・・・)。
■対応のスピードは担当者個々の能力に左右される点もあるのだろうが、保険会社自体の人員削減等により、要求に対しての悪影響が出る程にオーバーワーク気味になっているのではないか。
■スピーディーに対応していく為、今後は、
①保険会社への問い合わせは電話より時間のかからないメールや照会システムを利用する。
②連絡ツール等を利用し、代理店内で完結できるよう、独自のFAQを構築して時間短縮する。
③レクなどイベントを開催する等、保険会社社員と距離が近づくような工夫をする。
・・・等、代理店側も積極的に対策を講じるべきだろう。
【体制整備関連】
■全国型か否か等、代理店のタイプによって違いはあるが、日々の営業活動に加えての検査対応が非常に煩雑で大変(特に生保)。本日出席の9社の生保を取り扱っておられる代理店では、昨年は無かったが、今年は5社から点検(金融庁のものではなく、各保険会社基準の独自のもの。)依頼があり、その対応にかなりの時間と労力を割かねばならなかった。
■項目数等、内容の厳しさ、ボリュームは各社で差があり、O生命の基準のハードルが特に高いと感じる(逆に、それを基準に備えておけば他社は大丈夫( ´∀`)bグッ!・・・との事でしたが、大変は大変…)。
■点検内容の傾向
【損保】『不正はないか?』というコンプラ面に重きを置いている印象(生保よりも、比較的簡単に感じられる)。
【生保】コンプラ面も項目に盛り込みつつも、『契約に至った経緯』『ちゃんと意向把握や比較推奨販売をしているか』といった点が中心で、損保に比べ細かく、検査項目は年々増加していっている。
【専業?兼業?代理店は不要?】
■日々の代理店業務の中で、その仕事量に比較して、ビジネスとしての旨味の少なさ・厳しさを感じることがある(保険料は上がっているのに、代理店手数料は下げてくる、同じく保険料を値上げしてくる割には、事故時の支払いが渋いと感じる・・・等)。
■Web上での契約者ページ開設やメールアドレスの収集、SMSによるアンケートや各種手続き等、契約者と保険会社が直接やりとり出来るようになってきている。一見便利なようだが、これは保険会社が、将来的に代理店が不要になるようなビジネスプランの構築に動いているとも捉えられる。それを代理店手数料ポイントに絡め、まるで代理店に自分で自分の首を絞めさせているような現在の保険会社のやり方に不信感がある。
■保険代理店業というのは、体力・行動力のあるうちに他業種にシフトする事も視野に入れなければやっていけないような業界なのか。代協を通じて声を上げていってほしい。
【新種にも示談交渉サービスを!】
■新種系保険には示談交渉サービスがない(弁護士法72条によって禁じられている“非弁行為”にあたるため。条件によっては付けられる保険会社もある。)が、これは困るケースが多々あり、何とかならないかと思っている。
■相手側から具体的な金額の要求や見積が出された段階で、賠償責任保険の争訟費用補償特約を利用して、保険会社経由で紹介された弁護士への交渉委任できるケースもあるので試してみてはどうか。
・・・等々、一部しかご紹介できませんが、書ききれないくらい様々な意見交換が行われました。時折日頃の不満や愚痴が爆発してしまいMCが火消しに走る時もありましたが(笑)、互いを否定しないディスカッション、情報の共有、相手へのリスペクトにあふれた良い時間でした。年一回と言わず、定期的に開催するのもアリですね!MCのお二人、ありがとうございました!
【議事の部~懇親会へ】
勉強会の後は理事会・委員会報告を行いました。
今回も、西村支部長作成の資料を基に情報を共有しました。
その中で原田企画環境委員長より、2024年度会員アンケートの結果報告がありました。
原田委員長は「ご協力いただいたアンケートは大阪代協として意見を取りまとめて関係行政機関や各保険会社に届けられている。“顧客本位の業務運営”と尤もらしく言うが、ペーパーレスやクレジットカード払いの件数、○○週間前早期更新等というものがはたしてその評価基準にあたるのだろうか。契約を取るだけでなく、お客様へのロスプリ、BCPなど、損害の支払いを抑える対策のアドバイスをしている代理店をどう評価するのか等、各保険会社が今後どう動いていくのかを注視してほしい」と述べられました。
支部会の後は恒例の懇親会。座談会の勢いのまま、おじさんたちが集まってワイワイと楽しい時間を過ごしました。その瞳は少年のように輝いていたとかいないとか・・・(^▽^)/
なにはともあれ、本日もおいしいお酒を堪能しました(笑)
次回支部会は、11月27日(水)の、LIVEステーション視聴です。
皆で集って、次回も有意義な時間を過ごしましょう!
(記事:南支部 田中記者)