一般社団法人大阪代協

広報室の活動報告

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2025年頭所感

2024.12.31
※「雲海に浮かぶ富士」2014年9月15日 故・由良隆行氏撮影

新年明けましておめでとうございます。
2025年を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。

会員の皆さまには、日頃より代協活動へのご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

2024年の振返り

 昨年は、損害保険業界に生じた諸問題の是正、業界特有の商慣習の見直しに向けて、官民が一体となり、論議を重ねた1年でした。出された結論としては、やはり「お客様の最善の利益」を大原則とした会社経営、保険募集、に行きついたと言えます。これはお客様に一番近いところにいる私たちが、損保業界に対して何度も言い続けてきたことであり、今更ではありますが、保険会社・代理店ともに「顧客本位の業務運営」の本質が改めて問われる時代を迎えました。

 昨年6月には、「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」の報告書が公表され、様々な問題が損保業界に提起されました。大阪代協では、報告書に取り上げられた個々の論点について、会員の皆様へのアンケートにより確認させていただき、最前線でお客様に対応する私たちの声や思いを、業界に発信いたしました。
 秋からは、損保協会での「代理店業務品質評価に関する第三者検討会」や金融庁における『金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキンググループ」』が始まり、業界の枠組みの再構築に向けた論議が本格化しました。

2025年はどんな年に?

 これらの会議は、それぞれ年度内に今後の実施内容を決定し、2026年度本格運用を目指してこの2025年から準備を進めていくことになります。当協会といたしましては、この年も保険業界としての決定事項や、各保険会社の運用、施策等について、皆様の意見やお考えを伺い、保険会社と保険代理店との間にある「顧客本位の業務品質」に係わる認識のギャップ解消に向けて取組みを進めますので、その際は是非ご協力をお願いいたします。

 2025年は、保険業界として「顧客本位の業務運営」が極めて重要な1年になりますが、これは私たち代理店にとっても、相当な覚悟が必要です。まさに自立と自律が問われる正念場を迎えます。
 代協には受け継がれてきた組織目的、志の高さ、お客様や仲間への優しさと、資質向上の歩みがあります。代理店内に「学ぶ文化」を醸成し、知識はもちろん、より良いサービスを生み出すため、業界最高峰の資格、損害保険トータルプランナーの受講勧奨やフォロー研修参加、日本代協アカデミーによる業務知識と経営情報コンテンツを視聴いただき、業務品質向上につなげていただきたいと存じます。

 さて、2025年の干支は巳です。蛇は皮を脱ぐことから、再生・誕生を表し、巳年は今後の成長の起点となる重要な1年、と言われています。新しい年が、会員企業の成長の年となりますよう、そして皆様と社員の方々、ご家族様にとって事故の無い、健やかな1年になりますことを心よりお祈り申し上げます。激動の今を共に進み、道を切り拓いてまいりましょう。  

 大阪代協は、如何に環境が変わろうとも保険代理店という仕事が将来に向けて発展していけるよう、精一杯取組んで参る所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(会長 新谷 香代子)

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