一般社団法人大阪代協

大阪代協主催行事の活動報告

2023年度総会・会員大会

2023.05.30
厳かな雰囲気の中で開催されました

当日の様子がYouTubeに掲載されました
 ◆新谷会長挨拶リンク(6分)


 ◆近畿財務局宗瀧室長ご挨拶リンク(6分)


 ◆記念講演(野元敏昭氏)リンク(80分)

2023年度通常総会

第16期(第61期)通常総会並びに2023年度会員大会・記念講演が、5月25日(木)13時から、大阪市中央公会堂中集会室において開催されました。総会は役員を中心に75名(評決権行使書提出541名)の出席となりました。

新谷会長が新年度にかける決意を語りました

総会の開催にあたり、まず新谷香代子会長が「会長となって1年、その責任を感じながら無我夢中で過ごしました。また、代協の存在の重要性を改めて感じました。私たち保険代理店は、自社の経営は自分で決め、自分で責任を取ることが必要です。代協は保険代理店による保険代理店のための組織です。皆様が自社の経営判断をするにあたって必要な環境認識、指針、情報を提供しています。また経営を支援する仕組みづくりや取組みを行っています。これからも経営や保険本業に役立つ楽しい大阪代協を目指して頑張って参ります。一人でも多くの方にご参加いただき、ご意見をお聞かせ願います」と挨拶しました。

粛々と議事を進行する船場支部の守屋氏

続いて、船場支部の守屋仁志氏が議長に選任され、総会への出席数(評決権行使書提出者541名を含む)が会員数の半数を超える73.3%に達したことから総会が成立したことが報告されました。

今回の総会では次の7つの議案が諮られ、すべての議案について全員一致で承認されました(カッコ内は報告者)。

第1号議案「定款変更承認の件」(伊藤副会長)
第2号議案「2022年度(第15期)事業報告・収支報告承認の件」(安本副会長)
「会計監査報告承認の件」(嶋監事)
第3号議案「2023年度(第16期)会員会費額承認の件」(新谷会長)
第4号議案「2023年度(第16期)事業計画承認の件」(新谷会長)
第5号議案「2023年度(第16期)予算承認の件」(隼田副会長)
第6号議案「理事選任の件」(新谷会長)
第7号議案「本総会の決議の主旨に反しない限り、修正を会長に一任する件」(安本副会長)
※なお、理事選任では、湯口浩徳氏が新たに選任されました

2023年度会員大会

総会終了後、14:30より、ご来賓・保険会社の皆様をお迎えし、正会員に加えて一般会員も参加して総勢150名にて2023年度の会員大会が開催されました。

新谷会長挨拶

冒頭、新谷会長が「会長に就任して思い立ったことが2つあります。1つは〝本気の自立〟です。自社の体制を整えるとともに、お客様にどのようなサービスを提供できるのかを本気で考え、最後は自らが判断し、将来の経営に責任を持たなければなりません。2点目は〝人の強みを最大限に発揮すること〟です。デジタル技術が進む中でオンライン募集は益々増えるであろうが、私達は代理店の強みを真剣に考え、さらに磨きをかけることでお客様から必要とされることが重要です。まず人を思う心です。そしてお客様へ専門性に裏付けられた提案をし、質問される前にしっかり対応する。そこにお客様の感動が生まれます。このように人の強みが最大限に発揮できるようにデジタルをフルに活用すべきだと考えます。今年度の活動方針に『人から人に・信頼を安心に』というフレーズを入れました。どのようにすればお客様に必要とされ、支持を得られるのか。いかにお客様に信頼され、安心を提供し続けられる募集人を輩出するのか。そのための仕組みや取組みを保険代理店自ら考え実践していく。必要な情報を集め伝えていく。若く優秀な人材が集まる業界にしていく。これこそが代協活動だと思います。お客様のために何ができるのか、代理店経営と保険業界のために何ができるのか、今できることを一生懸命頑張って参りましょう。発展させていきましょう」と挨拶しました。

近畿財務局 宗瀧室長ご挨拶

近畿財務局 宗瀧室長

来賓紹介の後、来賓を代表して財務省近畿財務局理財部金融監督第四課保険監督室・室長の宗瀧則之氏が挨拶に立ち、「5月に入って地震が頻発し、台風2号が発生する中、自然災害に対応した損害保険の必要性、代理店の役割は高まっています。3月には大阪代協と自治体とのつなぎ役として地域連携を提案させていただきました。皆様には地域のために努めていただきたいとともに、当局としてはお客様に寄り添った活動に対してご支援していきたい」と述べるとともに、ときどき行き過ぎたお客様のためへの対応・行動も見受けられるとして注意を促しました。

日本損害保険協会 山口委員長ご挨拶

日本損害保険協会 山口委員長

続いて、損害保険協会近畿支部委員長の山口和寿氏が「損害保険協会では一昨年度から3か年計画を立て、その1つに『災害に強い社会の実現』を掲げ取組みを開始しています。その具体的な取組みとして、災害時の迅速活動、適正な保険金の支払い、ハザードマップの普及活動があります。そのほか、災害時に便乗する悪質な業者に対しては皆様にもご協力をいただいています。引き続き、消費者に安心安全をお届けできるようご協力をお願いします」と挨拶しました。

2022年度優秀支部表彰

その後、2022年度優秀支部表彰が行われ、新谷会長から最優秀支部として船場支部の山植崇光支部長並びに南支部の西村拓真支部長に表彰状が手渡されたほか、優秀支部に東支部、東大阪支部、和泉支部が選ばれました。

左から、南支部・西村支部長、新谷会長、船場支部・山植支部長。大阪代協が誇るイケメン支部長。

2023年度方針説明

続く2023年度の取組方針で新谷会長は、「現状を変えよう!CHANGE THE GAME」をスローガンに掲げ、「仲間を増やす」「人を育てる」「情報を伝えきる」を大阪代協のめざす姿として、会員に対して①保険代理店が発展する環境を整える ②勉強し成長できる ③情報が得られる ④交流できるといった「価値」を提供すると宣言しました。

記念セミナー

記念セミナーでは、Hands-onコンサルティング、元日本代協専務理事の野元敏昭氏が「ミライは自ら創るもの~10年後も必要とされる保険代理店であるために~」をテーマに講演を行いました。同氏は、変化の本質を知ることが重要として、保険業法改正で示された通り金融行政は保険代理店に「顧客本位の徹底」「品質の強化」した上で「経営の持続」を求めていると強調。まず、「自社としてお客様対応をどうするかの方針を立て、実行していくこと」が重要であると述べました。また、人口減少や自動車事故リスクの減少、InsurTechの出現など業界を取り巻く環境変化への対応力が問われる指摘。とりわけデジタルに関しては保険会社のデジタル施策を徹底活用し、強化していくことが求められるとしました。そして、中小企業の利益保険・水災保険・新種リスクなど、新市場開拓に向けて専門部隊を作るなど、今から手を打って収益力の構図を変えていく必要があると対応策を示しました。

最後に同氏は、必要とされる代理店になるためには10年後のありたい姿を描く(ビジョンに基づくストーリー)ことが大切で、そのありたい姿に向かってやるべきことを単年度計画、中期計画を立て、その間の活動において日々の対応・改善を繰り返すことで、お客様から「困ったときに顔が浮かび、親身に対応してくれる専門家として認識される代理店になる」と結びました。

閉会挨拶

会を締める隼田副会長

隼田副会長が閉会の挨拶に立ち、本日ご参加のご来賓・野元講師への御礼と、参加した会員に対する、この1年の意思結集を呼びかけました。最後に大阪代協として保険代理業の発展への貢献を誓い、今年度の会員大会が終了しました。

(記事:新日本保険新聞社)

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