一般社団法人大阪代協

理事会その他の活動報告

損保協会長が来会しました

2023.08.24

2023年8月24日(木)14時、日本損害保険協会長である、新納啓介氏(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 代表取締役社長)を、大阪代協会議室にてお迎えしました。
新納協会長は、今年度協会長に就任され、損保協会の全国の支部を訪問しておられます。
この度、近畿支部に来られた機会に大阪代協を訪問いただきました。

左が新納協会長

新谷会長からは、一連の業界問題を踏まえ、お客様の最も近い場所で接している代理店の苦労を伝えるとともに、一日も早く信頼を取り戻すべく損保協会としての取組みを進めて欲しいと訴えました。

新納協会長は、「報道はやや行き過ぎの感はあるものの、業界全体に多くの課題があることは事実である。今一度、お客様を真正面に捉えて、根本から考え直さなねばならぬ時期と認識している。」と述べ、「信頼回復に向けてひとつひとつ取組むので、是非共に歩みを進めて欲しい。」と熱く語られました。新谷会長は、「我々も、どこの保険会社が、ということは全く考えていない。業界のためにできることは何なりと協力していきたい。」と応えました。

同じく参加した、隼田副会長からは、ChatGPTが導き出した「保険業界の課題と解決策」に話題を向け、課題として次の4つを指摘しました、①代理店と保険会社の信頼関係が失われつつあり、コミュニケーション不足のため解決に向け機能不全に陥っている。②代理店手数料ポイント制度に相互理解・透明性が無い。③大手自動車販売店など保険金を受領する保険代理店が存在し利益相反が懸念される。④現在の共同保険のあり方がカルテル疑惑の温床となりこれまでの商慣習を見直す必要がある。
①の解決策として、共通の課題を見つけ共に活動していくべきとし、代理店賠責を全ての代理店が付保できるよう協力して働きかけて欲しい。
②の解決策として、代理店手数料制度を検討する際に代理店との対話を積極的に行い、双方納得して取組めるようにして欲しい。そのためには、個社毎になるかもしれないが幅広く話し合いを行う場を作って欲しい、と訴えました。

新納会長からは、今後地方創成に繋がる地域課題への協力、インバウンドで訪れる外国人観光客のリスク対策、激甚化する自然災害への防災・減災への備え、地震保険の付帯率向上や交通事故防止への協働など近畿地区特有の問題へ是非力を貸して欲しいと要望をいただきました。

双方から活発な意見交換が行われ大変有意義な時間になりました。

あいおいニッセイ同和の皆さん、損保協会田中事務局長と「やろうぜ!」ポーズで記念撮影(^_^)

(記事:大阪代協 広報室)

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